4Q-02
集合知を利用した対訳知識のカバレッジ向上
○牛久 敦,河原大輔,黒橋禎夫(京大),颯々野学(ヤフー)
高精度な機械翻訳を実現するためには、カバレッジの高い対訳知識が必要不可
欠である。しかし、数十万項目を持つ対訳辞書でも日常的によく用いられる表
現・フレーズのカバレッジが不足しており、特に会話などの翻訳に悪影響を与
えている。このようなカバレッジ不足を解消するために、スマートフォンの翻
訳アプリによる日本語の日常表現の収集および、クラウドソーシングによる翻
訳を活用した対訳知識のカバレッジ向上のフレームワークを提案する。このフ
レームワークの実社会における実験および、その結果、対訳知識のカバレッジ
が向上したことを報告する。

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