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進化計算を用いた歯科医師のための噛み合わせ診断支援プログラム
○武田由美,佐藤裕二(法大)
歯の噛み合わせの悪さにより,肩こりや目眩,頭痛など,歯に関係のない部位に症状が現れることがある.しかし症状は様々であり,また,他の病気の可能性も考えられるため,症状と病気は一意に定まらないことが多い.したがって診断は医者の経験によるところが大きく,医師によって診断や治療法も異なるため,経験の浅い若い医師では診断が困難な場合がある.経験の浅い医師のための診断支援システムの研究例は内科等では報告されているが[1],歯科学での研究ジレは過去ほとんど報告されていない.そこで,過去の患者データから病因や治療法を学習し,歯科医師の診断を支援するシステムの構築を目指す.
本稿ではニューラルネットワークと遺伝的アルゴリズムを用いてネットワーク構造を学習するシステムを提案する.実際に治療を行った患者のデータを用いて評価実験を行い,歯科学における診断において進化計算を用いた学習システムが有効であることを示す

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