4J-08
確率モデルに基づく相互結合網のルーティング性能評価法の検討
○杉岡純平,三浦康之,深瀬尚久(湘南工科大)
計算機の並列処理では、複数のプロセッサを相互に結合し、ネットワークを構成して、それらを並列に動作させ処理を行う。ネットワークの性能評価の方法として、待ち行列理論による確率論に基づいたアプローチがある。今までは回路を模したシミュレーションを行っていたが、現実のネットワークの動作に基づくアプローチは、シミュレーションの結果に揺らぎがあるため、信頼性にやや欠けるという問題がある。そこで、本研究では、確率論に基づいたアプローチにより、相互結合網の性能解析を行う。本稿では、簡単のため多段結合網を解析対象とし、単フリット通信を前提とした通信性能解析を行う。