4J-04
VLIWプロセッサの電力制約を考慮した分割型の命令スケジューリング
○和泉直孝,吉田紀彦,松本倫子(埼玉大)
組込みシステムにおいて消費電力の制約を満たしつつ高性能を目指すた
めに、VLIWプロセッサが注目されている。しかし、VLIWプロセッサは、
同時に行う処理の組合せによって消費電力が大きく異なるので、電力制
約を考慮した命令スケジューリングが問題となる。これを実行サイクル
数を最小化する最適化問題と考えた場合、最適解を求めるには多大な計
算を要し、準最適解を効率的に求める手法も提案されている。本論文
では分割スケジューリングの適用を提案し、最適解、準最適解を求める
手法に比較して、実行サイクル数,処理時間,メモリ使用量において、
命令数の増加に伴って提案手法が有効になることを示す。

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