4J-03
アレイプロセッサによる時空間連続動的計画法の高速化
○佐賀美直人,宮崎敏明(会津大)
時空間連続動的計画法(Time-Space Continuous Dynamic Programming (TSCDP))は動画から物体の動きを識別するアルゴリズムであり、事前に定義された参照パターンに対して動画を連続で入力し比較をすることで、リアルタイムな処理が可能になる。動画から物体認識を行うことは、人による監視が軽減でき、老人の介護やセキュリティ分野などで重要である。その一方で動画処理には多 くの計算時間と頻繁なメモリアクセスが必要になり、ソフトウェアによる実装でリアルタイム処理を行うことは困難である。そこで、動画1フレームと 1つの参照パターンに対して汎用的にTSCDPアルゴリズムを解く回路を複数個並べ、トーラス接続することで入力動画と参照パターンの比較を連続で処理するアレイプロセッサによって高速化を行う。本稿では、当該アレイプロセッサによるTSCDPアルゴリズムの高速化を行い、ソフトウェアによる実装と実行時間の比 較を行う。

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