4D-03
1歩毎の測位誤差を考慮したPDRの定量的精度評価手法の検討
○小西啓佑,五十嵐規和,松下裕介,吉澤史男(リコー)
人の測位手段の一つに、身につけた各種センサ情報から現在位置を推定する歩行者自律航法(以下PDR)がある。
これまでPDRは歩行距離に伴い測位誤差が累積するという問題から、測位精度は相対誤差による評価にとどまっており、測位アルゴリズム内における誤差の発生源までは特定できていない。
そこで本稿では1歩毎の測位誤差を算出し、さらに歩行者の進行方向に対する前後又は左右方向へ成分分解することによって、全歩数分の偏りやバラつきから、測位中の誤差因子を分類する評価手法を提案する。提案手法により測位誤差の成分分解図と対策すべき開発項目との相関関係を特定することができるようになった。

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