4C-05
ミツバチ歩行軌跡の複数個体同時追跡アルゴリズムの検討
○高橋伸弥,井手翔大,鶴田直之,藍 浩之(福岡大)
蜜を得て巣に帰ってきたミツバチは,歩行軌跡の形状や大きさで蜜の所在地を仲間のミツバチに伝えていることが知られている.この情報交換のメカニズムを解明することは,ミツバチの社会性を理解するうえで生物学上の重要なテーマとなっている.これまでに,巣内の複数のミツバチの行動を計算機を用いてモニタリングする手法の提案がなされているが,巣内の非常に密集したミツバチ環境に適用するには至っていない.そこで本研究では,複数のミツバチの歩行軌跡を高精度に検出することを目的として,事前に学習したミツバチの特徴量を用いてカスケード型識別器によりミツバチの位置を検出し、隣接するフレームにおけるミツバチ領域間での最適対応付け問題を解くことで、複数の軌跡を同時追跡するアルゴリズムを提案する.

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