4A-04
因果推論に基づく開発プロセス評価に関する考察
○夏目珠規子,野々村琢人,艸薙 匠(東芝),小島昌一(東芝ソフトウェア・コンサルティング),藤田和也(東芝トレーディング)
ソフトウェア開発プロジェクトを成功に導くための一つの要素として,プロセスの整備が重要である.従来,組織のプロセスの能力を評価するためには,専門家がCMMIなどのモデルとの比較を行い,定性的にプロセスの強み弱みを検出するという方法がとられてきた.しかし,評定によるプロセス能力の評価は,人によるばらつきや時間がかかるなどの問題点がある.また,プロセスの弱みを特定できたとしても,原因の特定は経験によるところが大きい.これらの課題を解決するために,収集された開発データをもとに変数間の因果関係を考慮し,定量的に組織のプロセスを評価する方法を検討した.

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