情報処理学会 第77回全国大会講演要旨

ソフトウェアプロセス改善の推進には、標準プロセスの確立と標準プロセスをテーラリングして使用する事が重要になる。これまで、ソフトウェアプロセス改善を推進してきたが、現状では、標準プロセスのテーラリングには、効率的かつ効果的な方法・手法が取られてきてはいない。テーラリングにおける対象プロセス相互のテーラリング情報を双方向に正確に管理でき、その情報をデータとして再利用できる事が課題となる。本論文は、この標準プロセスのテーラリングの実施、テーラリング情報の管理と再利用を、効果的、効率的に行うために、トレーサビリティ管理の方法を応用する事を考察、提案するものである。