3ZG-08
航空機SAR画像を用いた3次元計測とその性能評価
○丸木大樹,酒井修二,伊藤康一,青木孝文(東北大),上本純平,浦塚清峰(NICT)
合成開口レーダ (SAR) は,航空機や人工衛星に搭載される2次元画像レーダ
であり,主に,地表面の観測や地形変動の計測に利用されている.
これまでに提案されているSARを利用した地形計測手法は,絶対的な3次元情報の
取得や計測精度向上のために,正確な位置・高度情報を持つ地上基準点 (GCP) を
設置する必要がある.絶対的な3次元情報は,SAR画像間の対応付けにより推定する
ことができる.本稿では,画像対応付けを用いて,SAR観測時に取得される情報のみ
から3次元計測を行う手法を提案する.航空レーザ測量によって取得した地上表層
モデルを用いた性能評価により,GCPを利用せずに高精度な3次元計測が可能である
ことを示す.

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