情報処理学会 第77回全国大会講演要旨

本稿では，プログラミング学習環境の汎用的な構築法を提案し，その評価の一端を報告する．我々は，ソースコードの改善点を視覚的に指摘する学習環境がプログラミング教育の一助になると考え，専用UI（User Interface）による実現法を提案してきた．一方で，専用UIによる実現法には，学習者や用途別に機能を選定した複数のUIの提供が困難であるという課題があった．我々は，HTML5による汎用UIとREST（Representational State Transfer）によるロジック層とに専用UIを分割することで前述の課題解決を試みた．我々は，複数のUIやプログラミング言語を用いた評価を行い，提案手法が汎用性を向上させ前述の課題解決に有効であることを確認した．