3ZE-02
標準化された業務の共有を可能にするシステムの開発と法務遂行に与える影響
○浦野 幸,山内 聡(東大),荻野恭弘(名南経営),星野准一(筑波大),植田一博(東大)
法律業務は複雑な判断とともに、書類作成など事務作業の負荷が大きく、ヒューマンエラーが生じやすい。業務を支援するツールは数多く提案されてきたが、部分的な業務支援にとどまり連携もできないため使用コストが大きいという問題があった。
 本提案システムでは、定型法律業務を標準化し、データを統合管理する。管理されたデータに基づき、案件毎に最適なフローが提示される。専門家は定型業務のコストを圧縮し、専門的な判断部分に集中できるようになる。
 本研究では、既存手法と本提案システムとの比較実験を行った。本提案システムにより、業務時間の短縮、共同作業の容易化、経験の少ない業務のスムースな遂行が可能となることが示された。

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