3ZC-06
タンパク質立体構造中のリガンド結合候補部位における配列保存性評価手法の開発
○安尾信明,関嶋政和(東工大)
タンパク質のアミノ酸配列は,個体間で常に同じではない.これらの変異は薬剤耐性に関与しており,特に抗ウイルス薬の創薬においては非常に重要な情報である.個体間のアミノ酸配列の保存性を調べる手法は多数存在するが,アミノ酸配列は一次元の情報であり,三次元構造における位置関係情報が欠落している.また,創薬においてはリガンド結合候補部位が特に重要で,これに特化した手法は存在していない.
本研究では,創薬支援を行うことを目指して,タンパク質の立体構造情報,リガンド結合候補部位情報,配列情報を統合することでアミノ酸配列の保存性をタンパク質の三次元構造上に可視化し,それらの保存性を定量的に評価する手法を開発する.

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