3ZC-04
Phase Lag Indexによる周波数帯別の脳波解析
○笠川慎矢,山西輝也(福井工大),高橋哲也(金沢大),上野幹二(福井大),西村治彦(兵庫県大)
自然現象では,同期が重要な役割を担っている.たとえば,脳の神経細胞の1つ1つが,細胞膜の内側と外側の電位差を使い小さな電流を生み出しているが,発火を同期させることで同じタイミングで電流を放流させ,大きな電気信号を作っているものがある.今日,同期の解析では,特定のリズムの抽出や,位相同期図の作成,位相ヒストグラムの作成,位相同期指標などがあり,これらの計算から信号間の位相同期の強さや結合度を評価でき同期特性の同定に用いられている.ここでは,位相同期指標の一つである Phase Lag Index (PLI)を脳波の解析に使い,健常者(51歳〜67歳)とアルツハイマー病(43歳〜66歳)の発症者を比較・検討した.

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