3ZB-04
異なる手話言語を持つもの同士のコミュニケーション支援に関する研究
○稲川直樹,西岡知之(筑波技術大)
近年の国際交流の機会の増加に伴い、異なる手話言語を母語とする人々の間でコミュニケーションも増加しているが、それらを支援するツールは殆どない。本研究では、このようなコミュニケーションを支援するツールを設計するための基礎的な研究として、手話話者の特性、特に心の中で思い浮かべたイメージを回転させる能力「心的回転」を扱う。心的回転における手話話者の優位性を調査する為に、聾者と聴者の被験者に、ある図形とそれを回転させたものの2つの図形を提示し、それらが同じものであるかどうかを判断する際の反応時間を測定した。提示した図形は幾何学図形とアイコンの2種類である。両方とも左右反転したものが用いられ、さらに数通りの角度で回転したものを提示した。これらの実験の結果及び評価を報告する。

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