3ZB-02
被介護者視点からの認知症ケア評価を目的とした映像構成に関する検討
○眞下泰輝,近藤一晃,中村裕一(京大)
認知症ケアの様子を被介護者本人の視点で感じられるような映像記録の構成法について報告する。ケアは介護者がどう行ったかではなく本人がどう感じていたかが重要である。一人称視点映像はそうした本人視点の体験を効果的に伝えられる記録とされているが、周囲の状況に関する情報が不足しているためそれ単体では十分ではない。そこで一人称視点映像に対して客観視点映像を補助的に用いることで本人視点の体験を読み取りやすい映像を構成する。本稿では療法士の振る舞い・位置関係・周囲の様子といった提示対象やその提示アングルと状況との対応付けを行い、机上作業中の看護介入を具体例とした映像構成について検討する。

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