3ZB-01
見守り支援システムのための測位用Bluetoothビーコン端末の配置方法について
○杉野恭兵,片山真也,丹羽佑輔,白松 俊,大囿忠親,新谷虎松(名工大)
認知症患者を対象とした見守りシステムにおいて,患者の居場所情報を利用することは重要であるが,位置情報測位用のデバイスを患者が忘れずに携帯することは困難である.本研究では,Bluetoothビーコンによる電波強度の減衰を利用した見守り支援システムを開発した.本システムの特筆すべき点は,ユーザがBluetoothビーコン端末を携帯すること無く,居場所情報を収集可能な点である.これにより,認知症患者の反復行為の防止を可能にする見守り支援システムが実現可能となる.一般的な電波強度を利用した測位システムは,システムを設置する環境に合わせて電波送信用の端末を配置する必要がある.本稿では,ユーザ認識精度を高めるため,異なるシステム設置環境におけるBluetoothビーコン端末の適切な配置方法について提案する.

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