3Y-01
線形代数の可視化と教材開発
○五藤智彦,斎藤隆文(農工大)
線形代数学は数学,物理学,情報工学など様々な分野において基礎となる学問である.しかし,学生が学習する際,問題は解くことができても,各演算について本質的な理解に及んでいないことが多い.そこで本研究では,初学者であっても各演算の本質を理解できるような教材を開発することを目的とする.
まず,線形代数学の各演算の意味がわかるような可視化を行う.例えば2×2の正方行列であれば1列目と2列目それぞれの縦ベクトルを考えると,座標平面に平行四辺形として表すことができる.そして演算を行うときにその平行四辺形がどのように変形されていくのかを考えることで直観的に演算の理解をすることができる.

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