3W-05
常時接続回線を用いたMIPv6のための近隣APからの受信信号強度を考慮したハンドオーバ処理方式
○横田和喜,木村成伴(筑波大)
Mobile IPv6において,異種ネットワーク間でシームレスな切り替えを実現する
ため,我々の研究室では,常時接続回線を用いた垂直ハンドオーバ方式を提案
している.また,この方式に基づき,常時接続回線を用いて,非常時接続回線
から他の非常時接続回線に効率よく水平ハンドオーバする方式も提案している.
後者の方式では,現在接続している非常時接続回線のアクセスポイント(AP)か
らの受信信号強度が閾値よりも小さくなった場合に他のAPへハンドオーバする
が,切り替え先のAPとの距離によっては,閾値を下回る前に切り替えた方が,
より高速に通信できる可能性がある.そこで本論文では,近隣APからの受信信
号強度も測定し,より高速に接続できるAPに早めに切り替えることでこの方式
を改良する.

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