3W-01
利己的ノードを考慮した遅延耐性ネットワークシステムの性能評価
○三賀本直也,三浦智裕,宇都宮陽一,奥田隆史(愛知県大)
遅延耐性ネットワーク(DTN:Delay Tolerant Network)とは,さまざまな中継ノードを介することで端末間の情報伝達を実現し,深刻な遅延・切断が発生するネットワーク環境において,通信を可能とするネットワーク技術である.このDTNにおいて中継ノードにモバイル端末を用いることにより平常時にも,非常時にも利用可能なDTNシステムを構築することが可能である.一方で,問題点としてDTNの中継ノードの役割を果たすモバイル端末を所持したユーザの利己的行動(通信の拒否,通信相手の制限)がこのDNTシステムの性能になんらかの影響を与えるということが挙げられる.そこで本研究ではシミュレーションを用いて,ユーザの利己的行動がDTNシステムの性能に与える影響を評価する.

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