3V-08
パッシブを利用した自然光制御装置の開発
○波多野匠,手平裕希,宇佐美真,杉村 博,一色正男(神奈川工科大)
近年,オフィスビルでは自然光利用が推奨されており,一般的にはカーテンとブラインドが利用されている.直接自然光が届く場所に,カーテンは遮光部と非遮光部から発生する明暗差が大きく発生し,ブラインドも同様に斑模様の明暗差が生じるため作業がしづらい環境となってしまう.本研究では快適な作業のために自然光を均一に取り入れる手法として,自然光制御システムの開発を行う.自然光制御システムは偏光板を2枚用いデバイスを窓に取り付け,1枚を回転角制御することで屋外から射し込む自然光を制御する.実験では自然光制御システムを導入した環境と,従来のブラインドを導入した環境の2つを用意して比較を行う.