3T-04
災害時の群集の心理効果に着目した避難時交通シミュレーションの解析フレームワーク
○佐々木亮,福田直樹(静岡大)
災害時の避難計画の検討においてマルチエージェントシミュレーションは有効な手段の一つである.再現度の水準を高めるためエージェントのモデルの詳細化は重要であり,詳細化によりこれまでのシミュレーションでは見られなかった現象の観測が報告されている.今後は,人間の感情や文化背景による行動の詳細化によるシミュレーションの高度化が望まれる.本研究では,再現度の水準を高めるためにシミュレーションの詳細化として,群集の心理効果や文化背景による行動の影響をモデル化し,エージェントの行動への導入を試みる.導入をするための仕組みとして,自家用車による避難を想定した避難シミュレーションフレームワークの試作を行う.

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