3T-01
歩行環境要素が歩行者のストレスへ与える影響の分析
○北林宏樹,張 信鵬,浅野泰仁,吉川正俊(京大)
近年高齢社会に伴い,健康に対する意識が高まってきている.健康を維持増進するための手軽で身近な運動として歩行が挙げられる.高齢者は健常者に比べて歩行中にストレスを感じる要素が多く,積極的に歩行で外出しようとしない人も多い.歩行者にとってストレスが小さくなるような経路を推薦することができれば,歩行および健康を促進できると考えられる.そのためには
特定の経路の歩行時ストレスを予測する必要があり,この予測にはその経路のどのような歩行環境要素がストレスに影響を与えるか検証する必要がある.本稿では,特に経路の混雑度などが歩行中のストレスに影響するかを実際の歩行実験によって確かめ,この影響を考慮したストレス予測モデルについて考察する.

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