3R-08
MPIを用いた学習データ並列化によるDBNの学習高速化
○正木智史,佐藤公信(高知高専)
 本研究の目的は,RBM(Restricted Boltzmann Machine),及びLogistic Regressionの学習の並列化による,DBN(Deep Belief Networks)の高速化である.
 DBNは, RBMを多層に積み上げて学習を行う事により,効果的な学習を実現している.しかし,学習データの入力細胞数,RBMの中間層の増加に伴って計算量が増大し,学習時間の増大は避けられない.
 本論文では,MPI(Message Passing Interface)を用いて,学習データをCPU(Central Processing Unit)の各コアに分割し,それぞれのコアにおいて分割された学習データに対する学習を行うことにより,DBNの学習時間を短縮する手法を提案する.また,提案する並列化手法によりDBNを学習した際の学習時間を,CPUのシングルスレッドで学習した場合の学習時間と比較し評価する.また,コア数の増減に伴うDBNの学習時間への影響評価を行う.

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