3P-07
局面タブーリストを内包したモンテカルロ木探索手法
○太田雄大,伊藤 雅(愛知工大)
本論文ではモンテカルロ木探索におけるプレイアウトの強化改善について論じる。
一般的にプレイアウトの強化は葉ノードの分岐を誘発し、深さ方向に探索木が成長し易い。
そこで、本研究ではプレイアウトの多様化に着目し、探索木をより均一的に成長させることを提案する。
プレイアウトの多様化は、タブーサーチで用いられるタブーリストを探索木に内包させ、プレイアウト中の局面を管理することにより実現する。
タブーリストによって同じ局面を探索し難くすることで、様々な局面を探索でき、その結果好手の発見につながると考えた。
数値実験ではオープンソースプログラムと19路盤で対局させ、プレイアウトの多様化と勝率の向上を確認した。

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