3H-02
資格取得を考慮した専修学校でのプログラミング教育
○宮本行庸(神戸情報大),児玉真悟(神戸電子専門学校)
 プログラミング言語を教育するにあたっては,知識と実装力の双方を向上させるという目的が存在する.実装力については,演習時間を設けて課題製作により評価できる.一方,知識については定期試験により評価する方法が一般的であるが,同一レベルで重複なく問題を作成するのが難しく,また,評価がどうしても学内に留まってしまいがちである.
 本稿では,外部団体による資格検定試験をプログラミング教育課程に導入し,知識レベルを測る手法を報告する.外部試験であるため,毎年一定の水準でスキルを測定することが可能となる.また,客観的な外部評価として学生本人の履歴に残すこともできる.同手法を,筆者らが担当する専修学校専門課程で実施し,その効用について述べる.

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