3G-02
ヘルマン格子錯視における情報処理に関する仮説の検証
○池田文人(北大)
錯視は中心視野ではなく周辺視野で生じる.周辺視野は中心視野のように対象をはっきりと知覚することはできないが,素早い動きをするものを知覚することに優れている.動物の視野は常に動いているため,静止しているものと動いているものとを識別する必要がある.すなわち,静止しているものは自分の視野が動いても静止していると知覚できなくてはならない.錯視はこうした周辺視野の特性が引き起こすという仮説を情報処理の観点から検証する方法を考案した.

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