3F-02
情報の受け入れやすさの改善に向けた刺激受容性の提案と生理指標による推定
○原田 恵(NTT)
伝えたい情報を埋もれさせずに多くの人に受取ってもらうためには、人が情報を受取りやすい状態にある時を察知する必要がある.認知神経科学における注意配分モデルでは、配分先が決まっていない注意資源が多い時は,情報を受取りやすいとされる.しかし,注意配分モデルには日常生活における覚醒度の変化を表せられないという欠点がある.
本稿では注意配分モデルの欠点を補ったモデルを提案する.このモデルに基づき,実験でアンケート・行動指標・生理指標を測り,配分先が決まっていない注意資源の量を推定する方法を検討した.その結果,情報を受取りやすい状態の反応時間範囲を特定し,その反応時間範囲時を推定できる生理指標を発見した.

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