3E-03
プローブデータを活用した大型車の通行経路の把握と推定に関する提案
○鹿谷征生,鈴木彰一,牧野浩志(国土総研)
過積載などの大型車が道路の劣化への影響が大きいことから、重量違反車の取締りが実施されているが、取締りコストの低減が大きな課題となっている。一方、国土交通省では、道路の老朽化対策に向けて、ITS技術を活用した通行経路把握による通行許可制度の新たな運用の検討を進めており、車両の走行履歴を示すプローブデータを記録するETC2.0車載器の活用が考えられている。しかし、ETC2.0車載器を搭載しない車両についてはその通行経路の把握は困難である。本稿では、効率的な取締りを支援するために、統計的なデータとプローブデータの利用により、ETC2.0車載器を搭載しない大型車の通行経路を推定する方法について考察する。

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