3C-06
植物工場におけるルッコラ栽培の背丈経日変化に関する多変量解析
○竹内智晴,馬場昭宏,永嶋規充(三菱)
安定的かつ計画的な農作物の生産を目指す植物工場では、室内環境制御により栽培環境の維持と最適化を行う。そのため、環境変化が植物生長に与える影響やそれによる収穫時期の変化などを自動判断し、空調や天窓などの各設備を制御する環境制御システムの構築が必要である。本稿では、環境因子が植物生長に与える影響の調査と収穫までの植物生長のモデル化のため、ルッコラの背丈経日変化データを調査対象に回帰分析を適用し、多変量解析を行った。結果として、環境因子の影響度として背丈生長と各環境因子の相関関係が得られた。また、ロジスティック回帰を用いることで、植物生長をおよそモデル化可能である見通しが得られた。

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