3B-06
解が与えるインパクトを考慮したMAX-MIN Ant System with Memory
○磯崎敬志,長谷川智史,穴田 一(東京都市大)
本研究では,解が与えるインパクトを考慮したMAX-MIN Ant System with Memoryという,新たなアントコロニー最適化手法を提案する.提案手法の特徴は大きく分けて3つあり,アリにメモリという過去の解を記憶しておくスペースを持たせ,それをNearest Neighbor 法で初期化して初期収束を早くすること,もう1つはフェロモン情報や距離情報に鈍感なアリを導入して広域的な探索を行うこと,最後にフェロモン収束状況に応じて付与するフェロモン量に変化を持たせることである.評価実験では,提案手法と既存手法を巡回セールスマン問題のベンチマーク問題を用いて比較を行い,提案手法が従来の手法と比べて高速かつ高精度な探索が行えていることを確認する.

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