2ZF-01
簡易脳波計による学習者の状態推定に関する研究
○安部弘通,木下和弥,馬場謙介,高野 茂,村上和彰(九大)
大学等の講義において,学習者の状態をリアルタイムで把握できれば,より質の高い講義を実現するために利用できる.本研究では,簡易脳波計により学習者の脳波を測定し,集中や散漫等の状態を認識することを目指す.本稿の実験では,被験者は単純な四則演算の繰り返し計算と目を閉じての瞑想を一定時間ごとに繰り返し,簡易脳波計により脳波を測定した.計算と瞑想の二つの行動を脳波によりモデル化し,実際の講義での学習者の状態の推定への適用を考える.