2ZE-05
声道断面図と音響スコアを用いた日本語発音練習システムの開発
○Hong NgoThiPhuong,西崎博光(山梨大)
外国人と日本人との円滑なコミュニケーションの妨げの一つとして、日本語の発音の難しさがある。その原因は、学習者の母国にはない発音があることや、同じ音素でも国によって発音の仕方が異なることにある。また、学習者が舌の動かし方等をアドバイスされ、それを意図的に試みたとしても実際にはその通りになっていないことが多い。そこで、本研究では、音韻に対する音響スコアを用いることで、学習者の発音誤りを視覚的に提示する練習システムを開発した。これには口の中の動きを模写できる声道断面図を用いた.評価実験では、開発したシステムによって学習者の日本語の発音が改善され、練習システムとしての一定の効果が得られた。

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