2ZE-03
日本語文生成支援システムの構築
○白水優太朗,中川正宣(東工大),王 婉瑩(清華大),寺井あすか(東工大)
第二言語学習者にとって、ある文脈に応じてふさわしい語を適切に選択することは難しい。そこで、日本語学習者を対象とした教育支援ツールとして、共起語・共起頻度を利用した作文支援システムが提案されている(Hodoscek et al. 2011)。しかし、既存システムは「名詞(S)が動詞(V)」のような2単語共起までしか扱えない。また、共起頻度に基づいたシステムにはスパースネスの問題が伴う。本研究では、言語統計解析に基づく文生成の確率的計算モデルを応用し、「名詞(S)が名詞(O)を動詞(V)」の形式の3単語共起を扱える日本語文生成支援システムを構築した。さらに、外国人日本語学習者を対象とした評価実験を行い、システムの有用性を検証した。

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