2ZC-05
個々のユーザの集中度に応じた室内環境を演出するシステム〜ヴァーチャル・スタバ〜
○三井健史,大橋省吾,小林拳人,志津野之也,濱川 礼(中京大)
本論文では作業の集中度に応じ,個々のユーザに応じた室内環境を演出するシステム「ヴァーチャル・スタバ」について述べる.
喫茶店で行なう作業は一般に捗ると言われている.これは,店内の程よい雑音やコーヒーの香りが作業への集中度を高める働きがある事が要因として挙げられる.そこで気軽に自宅で喫茶店の環境を再現する「ヴァーチャル・スタバ」を作成した.本システムでは,まずWebカメラ画像から取得した目線の動きや向き,キーボードの入力頻度,タイミング,姿勢からユーザの集中度を推定し,集中度に合わせたアロマや環境音の再生を行なう.そして空間演出前後の作業効率を比較し学習することで,ユーザ毎に最適な室内空間を演出する.