2ZB-05
音声対話ロボットにおける音響情報と話者位置情報を用いた笑いの検出
○水野 壮(名大),駒谷和範(阪大),佐藤理史(名大)
笑いは対話中のユーザや場の状況を推定するために,有用な情報である.これを検出できない場合,状況に適した対話を行えないと同時に,笑い声を入力発話として処理し,音声認識誤りを引き起こすことがある.我々は,対話中のユーザの笑いを検出するため,以下の2つの手法による結果を両方用いる.
1. メル周波数ケプストラム係数やパワーの音響情報
2. 笑いが場で共有された際に発生する,複数の話者位置情報
ロボットの動作に対し,笑いが発生したかどうかを統合手法で判定する.実際に収録した対話データを用いて実験を行った結果,統合前と比べて高精度に笑いを検出できることを確認した.

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