情報処理学会 第77回全国大会講演要旨

様々な機能をぬいぐるみに内蔵するのではなく，ロボットスーツに搭載することで好みのぬいぐるみに装着できるロボットスーツを開発した．温感機能を搭載したロボットスーツから出力する温度によって，人の温度の感じ方と生体データにどのような相関があるかを脈拍数，心拍数，呼吸数に着目し調査した．実験では，平常時，出力温度を一定にしたロボットスーツを動作させたぬいぐるみを抱いた時の状態を設置し，出力温度の違いによる人の生体データの変化に着目した．温度の感じ方の評価にはビジュアルアナログスケール(VAS)を用いた．また，出力する温度によるリラクゼーション効果の違いもSD法を用い調べた．