2Z-06
テンプレートによる入力を特徴とした発想一貫支援システムの開発
○阪本浩基,伊藤淳子,宗森 純(和歌山大)
ICT技術の発展により,ネットワークやモバイル機器の普及が進んでいる.そ
のため,いつでもどこでも会議を行うことが可能となり,膨大なデータやアイデアといった情報を共有することができるようになった.その際,共有される情報の整理には発想法が有効である.複数人で発想法を実施する場合,各人の出すアイデアの意味や意図,つまり情報が他人により正確に伝わることが成功への一つの鍵となる.そこで,他人にも理解しやすいアイデア出しの一助となるテンプレートによる入力機能を持つ発想一貫支援システムを考案した.実験の結果から,テンプレートによる入力では自由記述入力に比べアイデア数は少なくなったが,アイデアの評価は高くなった.