2Y-06
フォントのデザインを支援するボーンの形状推定
○久米剛弘,栗山 繁(豊橋技科大)
 本研究では、通常とは異なる形態のデザイン性の高いフォントを対話的に編集するために、各フォントに固有の構造的特徴を自動抽出することを目的とする。フォントデータには輪郭の曲線データのみが保存されているので、輪郭曲線より直接的に字形骨格を表すボーンの形状を推定する手法を提案する。このボーン推定では2次元座標上に輪郭曲線の影響度を定義するスカラー場を生成し、その値から計算される適合度を最大化するボーンの関節位置と最適な個数を求める。本稿では様々な形態のフォントに対するボーンの推定結果を示し、その適用範囲やフォントデザインを支援する際の利用方法の可能性などについて考察する。

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