情報処理学会 第77回全国大会講演要旨

自動車のボディなどに代表される曲面の意匠設計では，美しさや印象などを考慮する必要がある．
しかし，意匠設計に用いられるNURBS曲面などは，曲面の美しさに密接に関係する曲率の制御が難しい．
そのため，曲率特性の良い曲面生成法が必要とされている．
鹿野らは，ガイド曲線，プロファイル曲線に曲率特性の良い曲線である対数螺旋を用いた完全対数美的曲面の生成法を提案した．しかし，この生成法では，対数美的曲線として対数螺旋のみを用いていた．
本研究では，プロファイル曲線に任意の対数美的曲線を使用した完全対数美的曲面を生成し，その曲率特性を解析した．