2Y-01
可展面間の交差に基づくトリム処理を組み入れた対話的紙模型用形状構築システム
○細田 翔,三谷 純,金森由博(筑波大)
立体形状をポリゴンメッシュまたは可展面パッチの集合で近似し、それらを平面にマッピングすることで紙模型用の展開図を生成できる。一般には、その実現の容易さからポリゴンメッシュが用いられることが多いが、ポリゴンの凹凸が最終形状に現れてしまう。そこで本研究では、可展面パッチの集合による形状表現を用いることで、滑らかな曲面を持つ紙模型を制作できるシステムの開発を行った。曲面は、制作者の意図を反映しやすいように対話的に編集操作できるものとし、曲面同士が交わる箇所でのトリム処理を組み込んだ。これにより、意匠性を考慮した曲面配置が可能になるなど、紙模型用形状設計における、より高度なユーザ支援を実現した。

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