情報処理学会 第77回全国大会講演要旨

近年，スマートフォンにはGPSや加速度センサ，方位センサなどの多彩なセンサが内蔵され，それぞれのセンサが取得したデータは様々なサービスに応用されるようになってきている．超音波は障害物検知に有用であることが知られており，近年のスマートフォンのスピーカ・マイクの高性能化によって容易に利用できるようになってきている．また，超音波そのものに信号を乗せて通信を行う超音波通信技術も実用化されつつある．そこで本研究では超音波を用いて検知した周辺障害物情報を，超音波通信を用いた端末間通信によって共有することで，より精度の高い路上障害情報を取得する手法を提案する．