2W-02
歩行者を対象とした屋内測位手法の提案
○古舘達也,堀川三好,菅原光政(岩手県大)
本稿では,屋内環境における歩行者測位手法を提案する.近年,屋内環境における歩行者ナビゲーションに注目が集まっている.また,屋内環境ではGPSの利用が困難であることから,測位端末のセンサ等を用いる自律航法が提案されている.しかしながら,自律航法では誤差が蓄積するほか測位端末の持ち方を限定する点に課題を残している.本研究では,自律航法を基本としつつ測位領域に複数の電波発信機を設置することでこれらの課題に対処する.誤差の蓄積に関してはRSSIのベクトル空間モデルを用い,測位端末の性能差に低依存な推定を行う.また,歩行者の移動に伴うRSSIの変位を用いることで測位端末の持ち方に低依存な推定を行うことが可能となる.

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