2V-03
IEEE802.15.6 BAN実現のための技術の確立に関する提案
○大河内芳樹(愛知工大),山下昭裕,伊藤信行,小林幸彦(三菱電機エンジニアリング),中條直也,水野忠則(愛知工大)
現在、医療現場では医師の指示や患者の情報、検査結果など非常に多くの情報にもとづいて治療を行っており、医療効率化のため、医療機器に対しても無線化が期待されている。
 医療現場で求められる無線通信の特徴としては、確実な通信、常時のデータの取得に用いられるため、省電力性などが必要である。
 そのため、医療機器との無線通信としてBody Area Networks(以下BAN)の利用を検討している。
現在、BANを使った機器やシステムは実験段階であり、BAN搭載機器がIEEE802.15.6で定められた規定に準じて通信が行われていることや、定められていない範囲でも通信が医療現場での利用に適しているかの調査が必要だが、外部から調査及び評価することは難しい。
そのため本研究では、統合的生体情報収集システムを提案する。そのシステムにおいて無線通信の実証試験の評価方法としてログ情報に基づいた通信評価を検討する。

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