情報処理学会 第77回全国大会講演要旨

私たちの生活において商品の購入は欠かせないものとなっている。近年、クレジットカードや電子マネーが普及し、所持金の把握、支払いの取り出し、お釣りの受け取りが不要なため素早く支払いを行えるようになってきた。しかし、全ての支払いに適用することは難しく、現時点で硬貨を使用する場面が無くならないのが現実である。そのため、本研究では硬貨が電子マネーのように素早く支払い可能で、自動で管理可能なスマートな財布を開発する。提案システムはスマートフォンと連携し、釣銭管理や入出時刻を管理する。また、支払い金額を入力すると、お釣りの枚数が最小になるように硬貨を排出する。本稿では、ハードウェアの実装と評価を行う。