2U-03
100万イベント/秒のアクセスに耐える統合センサネットワークのための分散データベースシステム
○末松直樹,宮崎敏明(会津大)
センサネットワークは物理環境の観測に幅広く普及しており、様々なデータベース(DB)が観測データの蓄積に使われている。しかし、大規模なセンサネットワークにおいては単位時間あたりのデータ量が膨大となることが予想され、従来から広く普及しているリレーショナルDBでは全ての観測データを保存することは難しい。近年、大規模データを扱うための分散DBが幾つか提案・実装され実用化されている。本稿では多数のセンサネットワークを統合したシステムにおけるDBへの要求面から、分散DBの一つであるCassandraが有用であることを示し、また実際に計100万イベント/秒のデータ蓄積が可能であることを示す。

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