2T-03
パラメータの自動調整が可能なカオス四元数多方向連想メモリ
○伊藤良平,長名優子(東京工科大)
本研究では、パラメータの自動調整が可能なカオス四元数多方向連想メモリを提案する。提案モデルは、3つ以上の層から構成されており、各層は、キー入力部と文脈情報部の2つに分けられている。キー入力部は四元数ニューロンモデルから、文脈情報部はカオス四元数ニューロンモデルから構成されている。カオス四元数多方向連想メモリでは、文脈情報部の状態がカオスによって変化することで1対多の連想を実現しているが、その想起能力はカオス四元数ニューロンモデルのパラメータに依存しており、適切な値に設定するには試行錯誤が必要になる。提案モデルでは、内部状態に応じてパラメータの自動調整を実現している。

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