2R-04
帰納論理プログラミングを用いた議論意味論の獲得
○木澤啓介,沢村 一(新潟大)
1995年,Dungによって形式的議論フレームワークと正当化される論証を判定する議論意味論が定義された.
以来,人工知能分野としての議論研究はそれを中心に,実践的な利用や,改良の試みがなされてきた.
近年でも,Dungの意味論をより人間の考え方に近づけるため,2007年にはDungらによってideal意味論が提案されるなど,新しい意味論が提案されている.
一方,議論フレームワーク上の論証のうち,正当化される論証の印象は個人によって異なる.
つまり,個人には各々の議論意味論があると考えられる.
本研究では,個人の議論意味論の獲得を目的として,代表的な帰納論理プログラミングシステムの1つであるProgolを用いた手法を提案する.

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