2R-01
評価表現を用いた道徳判断システム
○山本眞大,萩原将文(慶大)
本論文では論理的な道徳判断を行なうことのできるシステムを提案する。ここで道徳判断とは、人間が日常的に行っている善悪判断のことである。
提案システムは、学習フェーズと道徳判断フェーズの2 つに分けることがでる。まず、学習フェーズにおいては、道徳判断を行う際に効果を発揮するPositive な単語群とNegative な単語群(評価表現) が極性辞書から抽出される。
そして、道徳判断フェーズにおいては、入力文と評価表現との共起頻度を基にしたスコアリングなどが行われ、入力文がどの程度道徳的に良いのか、もしくは悪いのかが出力される。
評価実験においては、人間による道徳判断と、提案システムによる道徳判断の比較が行われ、提案システムの有効性が示唆されている。

footer 情報処理学会 セキュリティ プライバシーポリシー 倫理綱領 著作権について