2P-03
解答済み数独画像に対する手書き部分と印刷部分の分離
○関場崇浩,寺沢憲吾(はこだて未来大)
紙媒体に手書きで記入された数独の解答に対する正誤判定は,現状では目視で行
うしか方法がないが,これを自動化することによって,ユーザーの面倒を省き,
ストレスを感じさせないアプリケーションの開発を目指している.自動正誤判定
にあたっては,マス目に書かれた数字を印刷文字と手書き文字に分離できること
が望ましい.そのため本研究は,印刷文字と手書き文字とでインクの色が異なる
ケースに着目し,色情報を用いてこれらを分離する手法を開発した.色情報は撮
影条件などに強く依存するため,分離結果が成功であるか失敗であるかを自動判
定する処理を組み込み,失敗の場合にはパラメータを変更して再度分離処理を行
うことを繰り返すことによって,分離の精度を高めることができた.

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